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4 月 20 2025

生徒?≦患者?

Published by admin under おしらせ

今年も燕が我が家に戻って来ました。

少し暖かくなると燕たちが季節の移り変わりと

幸せまで運んでくれる気がして有り難いですね

彼らは元気にガレージ内を飛び回り、

日が落ちる頃、以前に作ったカメラ上の巣の自宅に帰り寝ています笑。

変わったところが好きなんですね!その辺は僕も同じかも

 

 

 

さてと、

僕の治療室にも先生と言われる医療従事者が来られています。

その中にはカイロプラクター、医師、歯科医師、柔道整復師、鍼灸師、理学療法士、等々。

勿論、肩こりや腰痛と言った単純なものだけではなく

それなりのメジャーな神経が絡み

施術を行うにあたり不都合が出ている場合がほとんどです。

素人の患者ではなく身体の仕組みを理解しているので

本人承諾の元でアジャストを進めて行きます。

 

 

先ずは、「突発的に朝目覚めると下垂手になっていた!」と言う事例です。

 

 

京都にある某総合病院にて詳しくあれこれ調べられ

挙句の果てにビタミン剤を処方され・・・経過観察中....とのことでした。

ビタミン剤だけで治りますかねぇ?

僕が彼にガンステッドを教えて3年目スタート直後だったと記憶しています。

上手い塩梅と言って良いのか分かりませんが

セミナーとセミナーの間の1ヶ月間に起こった不運で、

 手を垂らしまるで柔整科授業のリアル見本状態でセミナーに参加。

「◯◯病院で云々...」と経緯を説明してくれてました。

ワークショップ範疇外の症状でしたが日頃の行いの賜物でしょうね。

触診等で確かめサービカル・チェアーでGO!

下垂手イーコル橈骨神経麻痺、

橈骨神経イコール支配神経はC5~C8、

C5~C8イコール頸椎5番から頸椎7番、

拗れていればC4もT1もあり得る。

しかし最も肝心なことは

これがカンパンセーションでなければ良いのですが?

ということになります。

 

患者の状態を目にし先程のことを瞬時に思い浮かべれば設計図はOK!

その次にレントゲン、そしてナーブスコープで確認すればパーフェクト!

「カイロプラクターは症状を取る為に症状を追いかけてはならない!」

それが哲学です!

それを無視し症状にだけ拘れば三流のカイロプラクター。

B.J.パーマー曰く!

 

常に医学的根拠に基づいてポイントを絞って行く!

先日もありましたが、

原因も究明せずにただ痛みを癒す為に

ロキソニン入りシップを貼り僕のセミナーに参加し、

今の状態を僕に説明する姿を周囲の者もどの様に観ていたのでしょう

カイロプラクティック哲学を理解した者にすれば

少し冷めて映ったことでしょう。

まあそんな勉強不足の方は

勿体無い時間をかけて自分で身を持って痛い思いをし、

治すタイミングを逃さないと理解できないのでしょうね。

It’s a shame.

今こちらが熱くなってもそれは時間が無駄。

Let’s leave him alone.

 

下垂手くんの参加しているセミナー参加者達は

僕の彼に対するアジャストや動きを固唾を飲んで観ていました。

まるで35年前、僕の目前で師匠が行った時の様で。

後はここからが技術です。

僕の治療経験から導き出す損傷に応じての深さ、角度、強さ、弱さ。

例え対象となるセグメントの10cmのところから凝視しても分かりません!

こればかりは経験。

それもCPを通じて伝わるSCPの感覚!

しかも失敗ではなく成功のみ積み上げることを許されます

 

アジャスト後の彼は別人...良い意味での別人です。

僕に接する態度は180度変わり...いや、変わった様に感じました。

一般的な思考の柔道整復師、鍼灸師で長年生計を立てて来たのですから

病院の言うことは絶対です。

それを怪しいカイロプラクターが状況を変えたのですから!

と、言うことは「こいつ今まで俺のこと舐めてたのか?笑」

現在の彼は前以上に全力で取り組んでいます。

ハキハキ、キビキビしていて良いのですが、少々の難は返事がうるさい!笑

 

 

 

次の問題児はこの方。

今年正月早々から同側2か所の頸椎椎間板ヘルニアになり

処方のキツイ痛み止めも効果がなく苦しんでいたそうです。

僕の一番弟子達の同級生でもうかれこれ14~5年会っていませんでした。

2ヶ月弱痛みと戦い悲壮な思いで僕に電話を掛けて来ました。

疎遠の僕に電話をしてくるのだから相当辛かったと想像できます。

彼曰く就寝時横になっても痛みの為に睡眠も取れなく、もたれかかるように

夜を過ごしていました。

寝入ると身体が重力で傾き姿勢が変わり首から肩にかけて激痛で目が覚める。

まるでKGBの拷問ですね!

空手バカ?いやいやいや痛みに強いこの師範代でさえ

痛みの為に顔が歪んでいました。

写真の人相が凄いですね!彼曰く先生もね!って

 

岡山県から京都まで週2回3週間、

続けて治療を受けれるならアジャストしても良いという条件で受け入れました。

真面目に来られ3週間目の5回目時に彼は、

「患者をペルビックベンチでアジャストを加えた時に

 上腕あたりがまだ少し痛いんですよねぇー。」

おいおい!ええ加減にせえよ!怒

つい10日前まで死にそうな顔して京都までやって来てたのに、

もう患者をアジャストしてるてか!!

どいつもこいつも、少しは学習せんかい!!

 

治療に携わる皆さん!冷静に考えてください。

痛みが消えればそれで良いの?素人ならそれでも良いでしょうが

しかし、カイロプラクターであるならば痛みより先に

サブラクセーション、カンパンセーションがどうなったかに

視点を置かないと。

二人ともパーマー系なら0点!一生パーマー卒業は望めない終身刑。

お互い一応ガンステッドと公表している限り僕としてはそこは譲れません。

技術、技術と言う前に

少しはカイロプラクティックの本質的な部分と神経学の勉強が必要だと考えています。

大好きな技術の練習の前に座って何100時間も記憶し理解し納得する。

そして漸く技術の練習が始まり日々少しずつ結果として現れる。こういう事です。

この勉強嫌いの僕がそう言いたい気持ちになりました。

 

今では10日間隔で元気にやって来ます。

ボチボチ治療を「卒業」の二文字が・・・。

今年度のベーシック生の作業療法士や柔道整復師たちは

今から真剣に僕の話を聞いて準備してくれれば

先の先輩達の様に成らずに済むのですが?

たのんまっせ!

 

 

 

では。

 

 

 

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